池田病院

患者さまの声


患者さまの声

池田病院では、1973年に糖尿病友の会を47名の患者さまとご一緒に発足し活動を開始しました。
1983年糖尿病友の会を「池田ひまわり会」に改名、会報「ひまわり」を創刊。外来患者さま対象の「歩こう会」第1回をスタートさせました。
1995年には、「歩こう会」第100回記念のハイキングを秋に実施しました。今回は、「池田ひまわり会」の役員をされている稗田様にインタビューし、5つの質問にお答えいただきました。

稗田様
ひまわり会役員 稗田様
Q1池田病院に受診したきっかけを教えて下さい。
約10年前より受診しています。それまでは約20年間、職場近くの医療機関に受診していました。きっかけは10年前、初めて夜中、低血糖になり当時、低血糖について知識がなくとても怖い体験しました。これは自宅近くの病院がいいと思い以前から糖尿病専門病院として有名であった池田病院を受診しました。
Q2当時のインスリン導入時の心境についてお聞かせ下さい。
当時(約30年前)はインスリンがどういう治療法かということはほとんど情報がなかった。ただ酷くなってきたら薬だけでは困難なためインスリンをしないといけないということはわかっていた。しかしその程度の知識で「インスリン注射か…大変だな。」と思った程度ですね。今みたいに情報がありませんでしたからね。
Q3治療はどんな項目について注意していますか?また、効果があった時の気持ちについてお聞かせ下さい。
もともとクレアチニンの値が高いということもあって腎臓関連の数値について注意してみています。糖尿病が悪化すると透析になる確率も高くなりますからね。月1回受診し結果を見るのは期待してみていますし、指標の結果が良かったら気分的に違いますね。
Q4池田ひまわり会(患者会)について教えて下さい。
職場では同じ病気について話したり悩みを聞いたりできませんが、患者会に入会すると同じ事で悩んでいる事や、糖尿病についての勉強ができるから加入したらより病気と向き合い知識・視野が広まりますよ。またサマーキャンプは池田院長、その他病院スタッフも同行してもらえるので凄く安心でき、普段できないような話も聞けて楽しいですよ。是非、一度参加してみて下さい。
Q5同じ患者様や糖尿病で悩んでいる方へ一言いただけますか。
医師やメディカルスタッフだけでなく、患者自身も勉強しないといけないと思います。診察時に先生から色んな事を聞こうと思っても無理があると思います。さかえ(月刊誌)を読んだり、患者さん同士話をしてヒントやアドバイスをもらったり、糖尿病の会に参加して情報を得ようと心掛けています。
アドバイスとしては、以前はHbA1cが安定しなかったんです。安定しない理由は、同じ部位にずっとインスリン注射をしていたんですね。HbA1cを安定させたい思いで、看護師さんと話したり、さかえ(月刊誌)を読んで勉強し、同じ部位にずっと注射する事によって硬くなり、そこに注射してもあまり効果がないことを耳にしました。それ以降、気を付けて毎回部位を変え、インスリン注射することでHbA1cが非常に安定するようになったんです。私からのワンポイントアドバイスですね。